「あのさ、せーちゃんさ、麻薬やってる?」
やけにサラリとタイ帰りの店主
相撲界とか加勢大周とか旬のネタをふってくれたのかと思ったら
顔は笑ってるが目が笑ってない
まさか・・・
コソーリ密輸してきた?
ジャーン!とか出されたらどうしようと思ってたら
「ねえ、ホントやってない?昔、やってたとか」
まさか・・・
その後に続く話が現地でキメてきた自慢だったら
立ち直れないくらいコッテリ説教してやろうと思ったら
「あのさ、せーちゃんから借りたカバンさ、
成田で麻薬犬に引っかかったんだよねー」
はあ???
「おかげでさ、荷物全部広げられちゃってさ、
一緒に行ったおにいの荷物も出されちゃってさ、
ねえホントに前に吸ってたとかで
布地に染み込んでるとかじゃないのー???」
お酒で充分ハイになれちゃうもんで
そーゆー類いの代物を
吸ったことも射ったことも飲んだこともございません
そのカバンはスノボ用に購入したもので
雪山にしか行ってない
てか、ガンジャとか密輸してる肝心なカバンを見過ごして
いかさんが子猫だったころ乗っかったりしてたカバンに向かって
「コレだ!コレだ!」って、訴えてたアホアホ麻薬犬は
実は
「かすかに仔猫の匂いするっす 嗅いでみ?」だったのかもしんないし
「若干ウンコ臭するけど、どう?」だったのかもしんないし
「今晩もペディグリーチャム?」だったのかもしんないし
結構テキトーだったりするのよ
だって犬だもの
所詮、思考の大半はゴハンと散歩で占められてる犬だもの
その後、返却してもらったカバンを持ち帰ったら
いかさんが寝るまでずっと嗅ぎ続けてた
やっぱ、なんか臭うのか?